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瀬戸内国際芸術祭2013 小豆島編

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夏だ!海だ!瀬戸芸だ!
ジャンボフェリーで瀬戸内国際芸術祭2013へ。
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最上デッキには、水平線を見つめるトらやんとトらやんの冒険物語が展示中。暑いよ。
三宮から小豆島まで3時間の船の旅。車なしなら1800円。瀬戸内のキラキラした海を眺めながら、到着まで二等船室でごろごろしたり、うどん柄のシートで本読んだり、電源もあってPCもiphoneも充電できてフェリーの旅超おすすめ!
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小豆島の福田地区にできた西沢立衛設計の舞台?子どもたちに大人気!
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そのとなり、廃校の小学校を改装した福武ハウスでは、アジア各地のアートセンターいち押しの作家の展覧会が開催中。中でもタイのニパン・オラニウェートの作品がよかったです。

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ぱっと見るとなにもない教室の黒板に「將來への希望」という文字。
木を張った床には、ビー玉のようなものが埋め込まれていて、しゃがんでみるとひとつひとつに、小豆島の風景や古い学校アルバムの写真が映ってます。頭上には地元の人にインタビューしたビデオも。小豆島を舞台にしたお馴染み「二十四の瞳」からインスピレーションを受けた作品だそう。
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島の廃校という時の止まった空間が、新たに福武ハウスとして動き始める時に、蓄積された思い出や記憶とか、これからの未来の希望という見えないものを静かに想像させる、今までとこれからの時間を静かに呼びよせるような思慮深い作品。「思い出が彼らを連れ戻してくれる」というタイトルにも、ちょっとじーん。
ちなみに「將來への希望」とは、劇中で女先生が黒板にこの文字を書くシーンからとったもの。だから旧漢字。芸大に留学経験があり日本語も堪能なニパンさんが真面目に辞書引いて書いたのかと思ったけど、ちがった。
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キュレーター、クリティヤーとニパンさん。久しぶり!
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ほかにも香港、台湾、シンガポール、オーストラリアなどのアートセンター一押しの作家が展示中。けっこう見応えありました。

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その福田地区からバスで1時間ほど(ぐったり)、土庄本町というエリアにある荒神明香と南川憲二のユニット「目」による迷路のまちへ行きました。このタバコやさんの看板の下が入口。えー?
人の気配漂うリアルな人んちをドラえもんのどこでもドアのようにありえないルートを通って探検する作品。撮影禁止なので写真はないけど、確かに写真とってしまうとネタバレな驚きがいっぱい。最後の出口が笑った!
春にトークで2人を呼んだ時、これからこの迷路を隣の家や街中に張り巡らせていきたいといってたけど、はしごかけたら確かにどこまでも行けそうな迷路のまち。ほんとに「三つ子の魂百まで」な無邪気な作家たち。登ったり降りたり、狭いところを通ったりするので、準備運動忘れずに。

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福武ハウスで地元の食材を各地風にアレンジしたお料理でおもてなし。トムヤムにゅうめん、なぬ!
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by voidchicken | 2013-07-22 20:50 | art days | Trackback | Comments(0)

アートがあればⅡ−9人のコレクターによる個人コレクションの場合

コレクターの本を紹介したので、こんな展覧会も。
「アートがあればⅡ−9人のコレクターによる個人コレクションの場合

期 間:
2013年7月13日[土]─ 9月23日[月・祝]
会 場:
東京オペラシティ アートギャラリー[3Fギャラリー1, 2]
開館時間:
11:00 ─ 19:00 (金・土は11:00 ─ 20:00/いずれも最終入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、8月4日[日](全館休館日)
入場料:
一般 1,000円(800円)、大・高生 800円(600円)、中・小生 600円(400円)


1970年初版の「Confession of a Poor Collector」では、作品=Painting絵画とほぼ限定されてたけれど、2010年代にはコレクションは絵画、写真、彫刻といった物質から、パフォーマンス、インスタレーション、かたちが消えてしまうものなんかもコレクションされるようになってます。いや、昔からそういう作品はあったけど、コレクターがそういうのを買うようになった、
という方が正しいのだろうけど。

八木良太の氷のレコード(とけちゃうし)や、山川冬樹の「パ」を1年間いわないっていう作品とか(言ったら1日ずつ期間が延びる)をコレクションするって、契約書とかどうなってるんだろう。
どうしたってコレクションしようがなさそうなかたちのない作品をいかに売るか、コレクションするかっていう売り買い技術の変化も紹介されたら、けっこう面白いかなと思います。


(以下、リリースより)
アート作品の個人コレクションは、美術館のコレクションとは違い、広く公開することを前提とせず、そのコレクターの主観や興味が色濃く反映されるため、思いがけない作品の取り合せが実現します。また、自宅のインテリアの一部として「きれいなもの」「わかりやすいもの」が選ばれそうですが、今回ご紹介する9人の個人コレクターはそれぞれ独自の基準と視点で作品を選んでいるのが特徴です。美術館での展覧会に貸し出されるような作品がある一方、扱いに困る大きさのものや、一見ただの紙切れのようなもの、中には作家の考え方や行動を作品化し、所有することが難しいものもあります。どうしてこの作品をわざわざ購入したのか?そんな疑問すら湧いてくるかも知れません。しかし、それこそがその人にとってかけがえのない“アートの魅力”を雄弁に物語っているに違いありません。
現代アートが「見るだけのもの」から「買えるもの」になった今、あらためて個人コレクションの意味と、変化しつつある新たなコレクター像を探っていきます。

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ベネチアの話も続きますーたぶん。
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by voidchicken | 2013-07-07 09:26 | art days | Trackback | Comments(0)

閑話休題 ロンドンの本屋さんでおすすめ本

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さかぐです。ヴェニスの話はまだ続けるつもりですが、、、ここでちょっと休憩。

ロンドンのチャリング・クロス駅からてくてく通りを上って行ったところにあるKoenig Books。ここの書棚は楽しくてつい買いあさりたくなります。
レジカウンター周辺はミニサイズのアート本や文学書コーナー。みやげによさげな
小さくて軽めの気の利いた本が並んでます。
そこで小さいので買ってみた本「Confession of a Poor Collector - how to build a worthwhile collection with the least possible money」
これがすごく面白かった!

元々は1970年にアメリカのコレクターが美術館で行った講演をドイツのアート批評家が再版したセカンドエディションで、よくあるコレクターの一代記的な、アートへ捧げる愛だとか情熱だとかエピソードの話じゃなくて、いかにしてアートワールドのシステムを理解し、自分を重要なコレクターとしてディーラーに認めさせ、そして最高に価値ある絵画を安価で手にいれるか?というハウツー形式。
ドライでシンプルだけどかなり確信をついたことをぶっちゃけてます。

例えば、
・作品を買う前に、片っ端からカタログをかいまくり、読まなくてもいいからとにかく見て、どういったものが世の中にあるのかを知ること。

・ディーラーは、あなたが初心者のうちは過去のいい作品を見せてくれない。なぜなら、それは高いし美術館や重要なコレクターにもっててほしいから。でも新作はすべてみることができる。

・貧乏だが審美眼の優れた人の意見を聞く。それはアーティスト、批評家、美術館学芸員など。

・これだ!と思う作品があったら、すぐ買ってはいけない。まずは予約をする。そして一週間死に物狂いで調査をし、オリジナルな価値ある作品かどうかを徹底的調べ尽くすこと。

・世界の名画と比較して負けてると思ったら買わないこと。

・ディーラーも人間である。

コーヒーいっぱい飲み終える間に読めてしまうのに、ディーラー心理をついた名言がいっぱい。そしてとにかく大切なのは、資産価値とか名誉だとか部屋の雰囲気にあうとかおつきあいだからとか作家が好きだとかとは置いといて、その絵画だけと向き合うこと、といってます。

話のネタくらいの気持で買った本だけど、これはアートビギナーもどっぷりな人も、頭がすっきりクリアになる本でおすすめです。
こういうミニ本楽しいな。

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こちらは旅行本棚が充実しているDaunt Booksの美しい書棚。ロンドンて本屋がオリジナリティあって楽しい。本の虫が住みやすそう。
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by voidchicken | 2013-07-04 06:56 | books | Trackback | Comments(0)


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