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小山市立車屋美術館「岩崎貴宏 「埃と刹那」をみる Takahiro Iwasaki #art #現代アート #contemporaryart

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もしも、この週末は忙しくて、、、、「行きたいけど妻有にいく時間がないなぁ …」と、
お悩みのアートファンがいましたら、小山市はいかがでしょうか?
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小山市立車屋美術館にて、
(黒部市美術館から続き)、現在「岩崎貴宏 展」開催中です。
今週の日曜まで! 


TAB
Takahiro Iwasaki “Dust and Moment”
Oyama City Kurumaya Museum of Art



黒部市美術館・小山市立車屋美術館共同企画
「岩崎貴宏展」


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とりいそぎ情報のご案内のみですが、いつものように気まぐれなアート旅烏のさかぐとさぼですが、
これはvoidchickenとして一押しの展覧会です。都心から間々田駅までは遠くないので、
週末にピクニック気分で足を運んでくださっても、ぜったい損はない個展です。

こちらに美術館の詳細があります。

美術展示室(モダンなギャラリースペース)の作品群も素晴らしかったですが、
近代和風住宅(登録有形文化財)が当時のまま保存されており、
その空間を生かした岩崎さんの作品も見応えがありました。

展示最終日 2015年09月06日
開館時間: 9:30〜17:00

初めて岩崎さんをみる方でも、ミクロの決死圏のようなとても繊細な作品は、
驚きとともに心が癒されると思います。
もしかしたら、岩崎さんを知らない、逆に初めてみる方にもおすすめです!
このような環境で作品をみることができるのは、あまりない貴重な体験だと思います。

今後も現代アートの展示があるようなので、ぜひ注目したい美術館ですね。
街ものんびりしていて、散歩するだけでも仕事で疲れた心が癒されることでしょう。

カタログも購入してしまいました。大満足の展覧会です。

作家情報 
岩崎 貴宏 Takahiro Iwasak [ARATANIURANO]


さぼ

--以下、蛇足になりますが、「アートな旅情報」です。--

美術館はJR宇都宮線 間々田駅西口より徒歩5分で近いです。

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道をはさんで向かい側にあるお饅頭屋さん。
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駅前にある渋い喫茶店。テーブルはインベーダーゲームができる懐かしいものもあり。


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ふらりと久喜で途中下車して見つけた居酒屋「今夜は最高」。
土砂降りの雨が止むまで、ここで「エンブレム問題」のライブTVなどを
鑑賞してしまいましたが …。とてもよいお店なのでおすすめです。
店内には中森明菜や山口百恵のシングル盤が飾ってあります。
焼き餃子380円が美味。ちなみにサンマの開きは280円。


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現代美術7位!

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by voidchicken | 2015-09-02 01:35 | art days | Trackback | Comments(0)

現代美術作家・渡邉ひろ子さんインタビュー #art #artist #art_jp #contemporaryart


Artist website WATANABE HIROKO

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「蟻と魚と鳥が出会う処」2014 ©Tokyo Wonder Site Photo: Ken Kato



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「氷を溶かす」2011 photo



voidchicken スペシャルインタビュー
現代美術作家・渡邉ひろ子さんインタビュー 

トーキョーワンダーサイト(TWS)の若手アーティストの発掘、支援育成プログラムのひとつ「TWS-Emerging」で選出された渡邉ひろ子さん。TWS渋谷で「蟻と魚と鳥が出会う処」という新作では、異なる生活圏や価値観を持つものが共有できる「見えない部分」を意識する「場」を映像メディアによって表現を試みています。

Q:映像作品をつくる前はいろんな素材をつかった立体作品や身体表現もやられていますね?

A:大学2年くらいまでは油彩を中心に絵を描いていました。もともと絵を描きたくて美大に入ったのですが、次第に、平面のキャンバスで表現できることのを限界を感じてきて、そこから少しずつインスタレーション、映像など、出力するメディアが広がっていきました。

「氷を溶かす」という映像作品は学部の卒業制作(2011年)で制作したものです。自分の体より少し大きいサイズ(横810cm×縦480cm×高さ560cm)の氷を自分の体温で溶けるまで抱き続けていく過程を撮影したものです。
(http://www.explosion-tokyo.com)

Q:これは何時間くらいの作品なんですが?

A:約60分です。少し長く編集してしまったかな。今思えば、この作品は若かったからできたのかなと思います(笑)。撮影場所は埼玉にある倉庫をレンタルしました。たまたま借りられたところが埼玉にあるレンタル倉庫だったんです。この作品はひとりで静かに行為を行わなければならない…という想いがあったので、ひとりきりになれる場所を探しました。

Q:「蟻と魚と鳥が出会う処」でも氷でできた文字が溶けていく様子がでてきますね?共通した考えが新作にもあるのでしょうか?

A:新作の「蟻と魚と鳥が出会う処」でも氷を扱っています。これは、「氷を溶かす」作品の流れからできたもので、考え方も精通しています。わたしは普段忘れっぽいので、日々考えたことや感じたことなど、些細なことでもなるべく日記に書きとめるようにしているのですが、氷を抱いて溶かす作品も、以前ふと感じたメモ書きやドローイングを書き付けていたものからでした。


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「蟻と魚と鳥が出会う処」キャプチャ画像

 

そのときは無意識でしたが、後々メモしたワードやドローイングなどが、点と点を結ぶようにつながっていき、それがひとつのイメージとして立ち上がってくるようになりました。作品が生まれるまで、そういう経由があります。
「蟻と …」というタイトルは「ありもしない、けれどあるかもしれない場所」という比喩的な意味です。わたしが示す「場所」とは特定の場所や、限定したある空間を意味しているわけではありません。例えば、異なる生活圏や価値観を持っているもの同士が何か同じイメージを共有できることや、「見えない部分」に対して、積極的に意識できる場のことを言っています。

Q:蟻は土で、魚は水で、鳥は空に暮らす生き物ですものね。なるほど、でも特定の場所ではなくて、そのように違った世界を持つもの同時が出会うということですね。

A: 自分と他者との間にある境界線を揺るがせたい、溶けるように消したいという欲求を意識することがありました。自分とは違う何かと繋がりたい欲求というか、外の世界に対する強い意識がそう思わせるのかもしれませんが、そういう想いが小さいときからあったことを、日記を書いたり、作品を作りながら思い出しました。

Q:撮影された古いお家はどこにあるんですか?ちょっと懐かしい感じがする場所ですね?

A:新潟、高知、東京などで撮影しましたが、古い家は新潟にある実家です。畳や木の古びた質感もあえてそのまま出しています。

Q: 動画は何で編集しているのですか?
A:ファイナルカットを使ってます。

Q:映像見ている側は時間を忘れていつまでも見ていたい気持ちになりますが、制作する側は作業が大変そうですね。氷が相手だから、待ってもらうこともできませんしね。

A:そうですね。氷の文字は型からはずすときに割れないように慎重にならなければならないのと、撮影時もどんどん溶けてしまいますので、時間との勝負になりますね。

Q:氷から水への循環、物質の変化というのもテーマなのですか?

A:はい。水という物質はわたしにとって重要なモチーフです。これは前回の作品「氷を溶かす」のあとに、事後的に気がついたことなのですが、

わたしが体温をもつ「生」あるものだとすれば氷はその熱を奪ってしまう、いわば、「死」のような存在です。その対極にあるものの間から二次的に出て来てたものが、氷が溶けて流れ出た「水」という存在です。わたしはこの「水」が、二項対立にある関係を無効化するような中立的な立場にあるもので、なにやら重要なキーワードになるのではないかと考えました。また、堅くてどっしりとした氷の塊が溶けて倉庫の外に流れ出ていく様子を見て、水は形を自由自在に変化させて、なんて柔軟で自由なんだろう…とはっとしました。

 当然と言えば当然のことなのですが、その事実がとても腑に落ちました。流動的な形態がどこかへ繋がっていくイメージになっていき、この流れから、循環していく水を意識して次の作品へと続いています。

Q: 映像の作品にある水の循環というのは、例えば雨が降って地に吸い込まれ、 地中にもぐって地下水になって、また地上に湧いて川になる。それが蒸発しまた雨水になるという永遠の自然の循環の喩えなのでしょうか?

A:水は想像力でもあるのだと思うんです。見えない場へと指し示す言葉と共に「水の循環」のシーンは、何かを想像することや異なる者同士に発生する力を中和させたり、見えない場やものの間をつなぐモチーフなのです。とても抽象的ですが…

Q: 渡邉さんにとって映像を使わなければ表現できないものはなんですか?

A:時間の流れを扱えたり、行為を記録する…ということだと思います。わたしが映像を使っているのは、私が見たいイメージと映像の特性が合っていたからです。ただ、自分の置かれている状況や感じることは日々変化していって昨日感じていたことが、次の日何かきっかけに変化していたりとかそういった状況もあります。ですから今後は映像にとらわれるのではなくて、その時の状況に応じて表現方法を選んでいきたいと思っています。

Q:後の活動予定について教えてくださいますか?

A:来年の夏になってしまうのですが、個展を行う予定です。

自分の足下にあるかすかな感覚を探りながら、少しずつこれからの道筋を辿っていきたいと思っています。時間はかかるかもしれませんが、少しずつそれをお見せできたら…と思います。(2014年上野にて)




渡邉ひろ子プロフィール
1988年 新潟県生まれ
2013年 女子美術大学大学院 美術研究科 修士課程 美術専攻 修了
個展
2014年 「蟻と魚と鳥が出会う処」(ワンダーサイト渋谷/東京)
「Installation Studies」(undō/東京)
グループ展
2014年 「Unknown Nature」 (Underground/東京)
2013年 「女子美スタイル2012 ,113年‐愛と誇りを抱いて‐ 」(東京都美術館/東京)
「トーキョーワンダーウォール公募2013入選作品展」 (東京都現代美術館/東京)
「まちなか展覧会」 (常総市水道町二水会館/茨城)
2012年 「Coil.3th」 女子美大学院 学外展(ギャラリー青羅/東京)
Progressive Maria進行形のマリア(早稲田スコットホールギャラリー/東京)
Rinneplatz-リンネプラッツ-(Gallery Conceal /東京)
ウラオモテックス-森展2012-(目黒区美術館区民ギャラリー/東京)
2009年 「女子美スタイル☆最前線 2009選抜」(BankArt studio NYK/神奈川)
2008年 「Intuition」(key gallery/東京)
その他
2011年 explosion tokyo にて映像作品「氷を溶かす」を放映
「道場 nignt~ジャンルはどこにあるの?~」にてライブペインティグを行う


Interview by sabo (2015)


現代美術11位!

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by voidchicken | 2015-08-25 11:17 | art days | Trackback | Comments(0)

楠見清氏「90年代のインディーズ・メディア …」を読んで思い出したこと #contemporaryart #zine #art_jp

(29.Aug.2015加筆修正)
過去記事「20世紀末・日本の美術 3月中旬発売決定」でもご紹介して
いたのですが、とうとう出版されました。

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「20世紀末・日本の美術ーそれぞれの作家の視点から」
編著 中村ケンゴ 共著 眞島竜男、楠見清、木村絵理子、小金沢智

VOIDの活動についても本書のP51のシンポジウムでの発言のほか、
楠見清氏が書いてくださった
「90年代のインディーズ・メディアと東京の
アート・シーンーインターネット出現前夜のDIY的情報発信者たち」という特別寄稿文(P82)
当時のVOIDを図版と一緒に掲載いただいております。ありがとうございました。

私も楠見氏の文章を読んでちょっと思い出したこともあり、書いてみました。
(FB記事に追記転載)

ーーー以下ーーーー

「Art voluntary magazin VOIDのはじまり」
ーデジタルデザインの幕開け的なこと

会社員時代に、アートヴォランタリーマガジン「VOID」(1995創刊たぶん)というバイリンガル・インディーズマガジンを創刊した。 DTP黎明期であり、版下がデジタルデータ化され、写植が消えていった過渡期であった。

VOIDの自費出版の背景にはMacintoshの誕生で、イラストレーターやページメーカーを使い誰でも写真を取り込んだエディトリアルデザインが可能となった時代ということがあった。(いまでは普通のことだが。)初号よりしばらくは紙焼き版下だったが、しばらくして編集作業は完全デジタルデザインになった。

(版下はOKIのマイクロライン・postscripitプリンターを購入して、簡易印刷したこともあった。)

またデジタルフォントやAdobeのイラストレーター、フォトショップが驚くべきスピードで進化していた時期であり、おもしろいくらいデジタルデザインにいろいろな可能性が生まれていった。日本でも印刷のデジタル入稿が定着していった時代だった。

VOIDは自分の稼ぎをつぎ込んだ自費出版の上、地方書店へ手持ちで直接納品したり、Pop作り、包装、値付け、宅急便、郵便での配本から、伝票発行、代金回収も自分ひとりですべてをこなしたため、多忙を極めた。取材・編集から納品までやらなくてはいけない自費出版は次第に困難になり、発行ペースは遅くなっていった。
(デザインはたくさんの方に助けていただいたが、自分がやったページもある)。 

DATA:当時の取り扱い書店一覧。(旧データなので現存しないところもあり)
青山ブックセンター六本木店、新宿店、青山本店、タワーレコード(全国)、ナディッフ(表参道) 、コルトンポアン(水戸芸術館内)、Mot the shop(東京都現代美術館内)、リブロ青山店、池袋店、福岡店、パルコブックセンター渋谷店、吉祥寺店、紀伊国屋書店本店、新宿南店、岩波ブックセンター、ジュンク堂池袋店、ブックファースト(渋谷)、ショップ33(吉祥寺)、タコシェ(中野)、サパナ(西荻窪)、ミヅマアートギャラリー(南青 山)、オレゴンムーンギャラリー(東京)、レントゲクンストラウム(南青山)、ギャラリーgen(越谷市)、現代美術製作所(墨田)、文鳥堂(代官山)、タカイシイギ ャラリー(大塚)、カノーヴァン(名古屋)、メディアショップ(京都)、マロニエギャラリー(京都)、恵文社一乗店(京都)、洋書ロゴス心斎橋店(大阪)、ギャラリーそわか(京都)、ギャラリーソープ(小倉)など) ほかにもたくさんあったと思う。

「VOID」は、「void chicken」という名前に変わり、多数の方の助けを得て、継続して世界的に有名な国内外のアーティストをインタビューしまくったので、その資料性は現在では評価されているようだ。どこの世界よりも早くアートのインディーズメディアの可能性を実践し、英国の老舗現代アートマガジン「フリーズ」でも紹介されたこともあった。(できる範囲になるが、そのコンテンツについては、いずれタンブラーで概略を紹介したいと思っている。)

読んでみたいと思う方がいたら、国会図書館か東京都現代美術館で読むことができる。(武蔵野美術大学の図書館にも献本していたかもしれない …忘れてしまった)。 

が、国立国会図書館と東京都現代美術館にはある。
というのは、国立国会図書館より献本の要請があり、0号から8号まで過去に納本しているからだ。東京都現代美術館の図書館も要請があり、資料として献本済みである。voidchikenも同様。


というわけで、VOIDからスタートして、もう四半世紀も、今でも広告スポンサーとは無縁の勝手わがままな偏見にあふれる独自性(?)を保ちながら、いまでもインターネット上で、インディペンデントなアートメディアとして存続している。(硬軟取り混ぜ、どうでもいい記事の方が多いかもしれないが、いまとなっては広告料で成り立っているウェブメディアや、クライアントと仲良しさんで辛口批評がかけないヨイショブログが多いところをみると、こんな罵詈雑言、いい加減で勝手放題なデジタルメディアは珍奇な存在なのかも)

これからも、、、
さかぐー さぼぐおねえとトリオで旅、食、映画、ゲイネタなど、多種多様な話題を取り上げるブログ「art blog voidchickenオキュパイしてけろ!」メルマガ「voidchicken nuggets」(まぐまぐ)をウェブ上で継続していきますが、どうなるか不明。それからfacebookとTwitterは主に更新のお知らせ用です。
それから、このブログは「個人のブログ」ではありません。アートメディアなのです!そこんとこよろしく。

タンブラーはまだ実験中だが、メルマガや過去のインタビューなどを随時アーカイブ化したいと思う。現在のところはこんな感じです。


ーー以上、というわけです。ーー

余談ですが、さかぐとわたしといろんな取材を通して、記事も書いてきましたが、
なんといっても展覧会の招待券の読者プレゼントの名物コーナーがvoidchickenでは人気です。
これは14年くらい続いており、水戸芸術館、東京都現代美術館、オペラシティアートギャラリー、東京都国立近代美術館、国立新美術館、パラソフィア、横浜トリエンナーレなどなど、
いつもvoidchicken読者のためにご提供いただき感謝してます。

また拙メルマガの執筆を通して、アートの世界へ羽ばたいていったキュレーターやアーティストも数知れないのですが、まぁ、果報は寝て待つよ!(冗談だけど)


今後ともどうぞご愛読よろしくお願いします。

ーーーー
Book Information

「20世紀末・日本の美術ーそれぞれの作家の視点から」
ぜひ手にとってご覧になってみてください。
当時の作家たちの活動を写真、年表、社会動向などの資料、加えて詳細な脚注とポスター、チラシの複写などで全体像も俯瞰できる工夫がされている。織り込まれたビジュアル資料は膨大多岐に渡り、編集に3年ほどかけた執筆者、編集者、出版社の熱意とエネルギーに脱帽です。シンポ以外の特別寄稿文もぜひじっくり読んでほしいと思います。

ご購入はこちらこらも!

『20世紀末・日本の美術ーそれぞれの作家の視点から』
アート専門出版社「アートダイバー」
http://artdiver.moo.jp/?p=767

アマゾンで1クリックで!
http://www.amazon.co.jp/dp/4908122016

Sabo


過去記事
20世紀末・日本の美-1996年 VOID art magazine



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by voidchicken | 2015-08-25 04:05 | introduction | Trackback | Comments(0)

ドキュメンタリー映画『沖縄 うりずんの雨』と『戦場ぬ止み』 (1) #eiga #film #movie #okinawa

*特別寄稿*

【沖縄の歴史と現在を知る――ドキュメンタリー映画『沖縄 うりずんの雨』と『戦場ぬ止み』】(1)

ポレポレ東中野で上映中の三上智恵 (Chie Mikami)監督『戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)』(2015年、東風)の感想を書こうと思いながら、延び延びになっていました。ちょうど先週末から同じくポレポレで『沖縄 うりずんの雨』(ジャン・ユンカーマン監督、2015年、シグロ)の上映が始まったので、併せて紹介します。

まず、タイトル。どちらも「いま」の沖縄から生まれた「うた」から取られています。

「うりずんの 雨は血の雨 涙雨 礎の魂 呼び起こす雨」(詠み人 小嶺基子)

「今年 しむ月や 戦場ぬ止み  沖縄ぬ思い 世界に語ら」
(くとぅし しむぢちや いくさばぬとぅどぅみ うちなーぬうむい しけにかたら)

『沖縄 うりずんの雨』のパンフによると、「『うりずん』とは、『潤い初め(うるおいぞめ)』が語源とされ、冬が終わって大地が潤い、草木が芽吹く3月頃から、沖縄が梅雨に入る5月くらいまでの時期をさす言葉」だそうです。「礎(いしじ)」は、もちろん沖縄戦の戦没者の名前を刻んだ「平和の礎」を指しています。沖縄の地上戦は4月1日、つまりうりずんの季節の最中に始まりました。新しい命の萌え出でる季節が、凄惨な戦争の記憶と重なり、雨さえも血となって流れて、死者の(そして生者の)魂を揺り動かすというわけです。映画では、この短歌がラジオ番組で朗読される場面が出てきます。

一方、「今年 しむ月や~」は、昨年(2014年)11月の沖縄県知事選挙の前に、辺野古のゲート前に掲げられた琉歌から取られています。「今年11月の県知事選挙は、私たちのこの闘いに終止符を打つ時だ。その決意を日本中に、世界中に語ろうじゃないか」という意味ですが、辺野古の基地建設をめぐる闘いだけでなく、沖縄戦以来、沖縄が戦場の島であり続けてきたことに止めを刺したいという意味も込められています。「沖縄ぬ思い」には、「うりずんの~」の歌にも重なる歴史の記憶も刻み込まれているでしょう。

『戦場ぬ止み』は、ほぼすべてが昨年夏から今年1月までに撮られた映像で構成されています。沖縄の現在、それも辺野古の基地問題に焦点を当て、それにかかわる一人ひとりの思いと記憶を遡るかたちで、歴史が決して過去の問題にはなっていないこと、そのうえにいまの運動がかたちづくられていることを示しています。

一方、「沖縄戦」「占領」「凌辱」「明日へ」の4部構成から成る『沖縄 うりずんの雨』は、主として資料映像とインタビューによって、沖縄の歴史を1945年から現在まで辿る内容になっています。2時間半のなかに非常に多くの情報を詰め込んでいますが、決して駆け足ではなく、一つひとつのテーマをじっくり掘り下げつつ進んでいく感じで、その編集のテンポは本当に見事です。

それぞれの作品はもちろん別個につくられたものですが、『戦場』がいわば横断面、『うりずん』が縦断面から見た沖縄になっており、併せて見ることで沖縄の歴史と現在がより立体的に見えてくるのではないかと思います。

ポレポレ東中野で、『戦場』が13:00と18:20から、『うりずん』が15:30からなので、ぜひぜひ併せて見ることを勧めます。どちらも2時間を超す作品ですが、長さを感じさせない内容なので、少し覚悟すれば大丈夫です!(と太鼓判を押します)

と言いつつ、この紹介文のほうはひどく長くなってしまったので、ここでいったん切り、それぞれの作品については明日以降、また書きます。

水谷みつる
(facebookより転載)


過去記事 contributed by Mitsuru Mizutani
ドキュメンタリー映画『ルック・オブ・サイレンス』(特別寄稿)


映画の過去記事はこちらにも!
映画「ASAHIZA 人間は、どこへ行く」を見た
「ハート・ロッカー」 #eiga #Iraq war #film #TheHurtLocker #movie #Bigelow
"I am gay..." Brüno coming March 2010



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by voidchicken | 2015-08-20 01:20 | movies | Trackback | Comments(0)

ドキュメンタリー映画『ルック・オブ・サイレンス』(特別寄稿) #eiga #film #documentary #cinéma

【虐殺の被害者が加害者と対峙する――ドキュメンタリー映画『ルック・オブ・サイレンス』@イメージフォーラム】

もたもたしているうちに渋谷イメージフォーラムでの上映がモーニングショーだけ、そして21日(金)までになってしまったので、慌てて紹介します。

昨年、公開されて大きな注目を集めた『アクト・オブ・キリング』(ジョシュア・オッペンハイマー、2012年)を覚えていらっしゃる方も多いでしょうが、『ルック・オブ・サイレンス』(同、2014年)は時系列的にはその続編、内容的には対を成す作品になります。

どちらも取り上げているのは、インドネシアで1965年から66年にかけて100万から200万もの人々が「共産主義者」として虐殺された事件です。驚くべきことですが、50年経ったいまも加害者たちは一切、罪に問われることなく、多くが権力を持つ者(政治家であれ、実業家であれ、ギャングのボスであれ)として、社会でのなかで支配的な位置を占めています。その一方、被害者とその家族は「共産主義者」として長く差別され、困難な生活を強いられてきました。もちろん、声を上げるなど許されないことでした。

『アクト・オブ・キリング』は、加害者が自らの加害行為を演じて映像化する過程を追うという斬新な手法で、その内容のおぞましさとともに観客の度肝を抜きました。『ルック・オブ・サイレンス』は、逆に被害を受けた側に焦点を当て、虐殺の後に生まれた被害者の弟アティ・ルクンが加害者を一人ひとり訪ね、彼らと対峙していくさまをオーソドックスなドキュメンタリーの手法で静かに映し出しています。

被害者として言葉を発することが直接的な身の危険につながりかねない状況のなかで、無料の検眼を装って加害者のもとを訪れ、殺されたのは自分の兄だと切り出すアディ。その決意を秘めた揺らぐことのない表情が、動きのない画面に強い緊張感をもたらしています。一方、カメラは、不意を突かれ(まさか被害者から加害の事実を突きつけられる日が来るとは思ってもいなかったのでしょう)、うろたえ、怒り、脅し、あるいは、言い訳し、微笑み、和解をもちかける加害者の姿も、容赦なく抉り出しています。

前作の『アクト・オブ・キリング』を見た時、なぜ加害者がこんなにも嬉々としてオッペンハイマーの取材を受け入れ、一切、悪びれる様子もなく、まるで記録されるべき英雄的な事績のように自らの残虐な行いを誇り、演出たっぷりに再現までして見せるのか、不思議でたまりませんでした。ですが、今回、『ルック・オブ・サイレンス』を見ていて、ああ、これなのかと、謎を解く鍵の一端が垣間見えたように感じた瞬間がありました。

先週末から今週末にかけて、原爆投下とそのナラティヴをめぐる対照的なスタンスの記事を二つ紹介しました。「原爆投下によって多くの命が救われた」というナラティヴが優勢であれば、「原爆投下は正しいことだった」という判断がより容易になるように、「共産主義者は社会の安定を脅かす危険な存在で撲滅されて当然」というナラティヴが優勢な世界では、彼らの虐殺を正当化することがより容易になるのは想像がつきます。それどころか、加害者が自らを「悪を倒したヒーロー」として英雄視することも可能になるでしょう。『アクト・オブ・キリング』でも『ルック・オブ・サイレンス』でも、欧米から来た映画監督の前で、加害者たちがあれほど嬉々として自らの残虐行為を語り、再現して見せたのは、そこに格好の伝記作者(英雄譚の語り部)を見出したからなのでしょう。結果は彼らの期待とは異なり、歴史の闇に埋もれていた虐殺の事実を世界に知らしめるものになりましたが。

社会がどのようなナラティヴを優勢なものとして受け入れるかが、個人の行動と思考にどれほど大きな影響を与えるのかを、非常に特殊で極端とも思える事例を通して(でも、それは本当に稀な事例でしょうか?)、剥き出しにして見せる映画です。そしてナラティヴの形成は、上に教室の場面を紹介したように、もちろん教育とも深くかかわっています。終戦70年目を迎える私たちにとっても、本当に差し迫った緊急の問題の一つと思います。

来週21日(金)までで、朝10:30からと早いですが、ぜひ劇場へどうぞ。

水谷みつる
*facebookより転載

映画『ルック・オブ・サイレンス』予告編


資料
「原爆投下は必要なことだった」という一面的な《語り》を乗り越えようとするBBCの記事 

by nofrills

【オピニオン】原爆投下を神に感謝
「原爆投下を神に感謝」という見出しのThe Wall Street Journalのオピニオン記事の日本語訳。

The Wall Street Journal 元記事 原文
Thank God for the Atom Bomb
By Bret Stephens Aug. 3, 2015 7:02 p.m. ET

現代第8位
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"I am gay..." Brüno coming March 2010

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by voidchicken | 2015-08-18 01:10 | movies | Trackback(1) | Comments(0)

高山明 + 小泉明郎 「境界」 #メゾンエルメス #AkiraTakayama #MeiroKoizumi #Hermès #contemporaryart

過去記事
夏休み8月4日火曜日
アーティストの小泉明郎さんあちこちで活躍中! Meiro Koizumi
累累ールイルイの「おとしモノ」を見る 
日産アートアワード・グランプリとゴーン社長のこと。NISSAN ART AWARD
ブログ村現代美術人気記事 第7位
『フリーダ・カーロの遺品 -石内都、織るように』本日より #FridaKahlo

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夏休み、銀座にいったらエルメスに。
おすすめの展覧会が開催中です。
まず、銀座エルメスビルに入ったら、ギャラリーはどこですか?と
聞いてみましょう。案内してくれます。
奥のエレベーターでLe Forumへ。

次号メルマガにてレビュー掲載予定です。
お楽しみに!


高山明 + 小泉明郎 「境界」
メゾンエルメス



Akira Takayama + Meiro Koizumi “Demarcation”
Maison Hermès
(TAB)

会期は、10 月 12 日(月・祝)まで。


少しずつロンドン旅行記も書きます。

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sabo


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by voidchicken | 2015-08-11 01:20 | art days | Trackback | Comments(0)

累累ールイルイの「おとしモノ」を見る #dance #おとしモノ #ルイルイ #ルイルイ

館内ホールコンテンポラリーダンスシリーズ
DANCE in LIFE Yokohama Vol.5
累累ールイルイ
おとしモノ
構成・振付・出演 藤田善宏/丸山和彰


のお誘いがあったので、見てきました。
この演目は再演で、チケットも完売だった。

「累累ールイルイ」とは、コンドルズのダンサーでもある
藤田さん(振付家、ダンサー、デザイナーと3つも肩書きのあるマルチな方)と
マイムパフォーマーで世界的に活躍する丸山さんのユニット(ふたり組)である。

もし、「コンテンポラリーダンスはちょっと …」という苦手な人がいたら、
ルイルイのようなユニットを見るのはおすすめかもしれない。

参照過去記事
中村恩恵 岡登志子 『白い夜』国シアターΧカイ 

というのは、プロデュースをしているCAT-A-TAC(藤田氏が主宰)自体が
「日常生活へのダンスの浸透」を
標榜しているだけに、眉間にシワをよせて見るシーンはほとんどないからだ。
お芝居やマイムを楽しむと同時にコンテンポラリーダンスも
楽しめる構成になっている。

「無声映画のようなストーリ性のつよいダンスが織りなす …」とチラシに
説明があるように、体の仕草で表現するマイムとダンスが組み合わされた
ステージはとてもわかりやすい。

この演目も、「おとしモノ」をひろってしまった男ふたりの顛末というスートーリーがあり、
ユーモアもほどよく散りばめられて、物語の展開を楽しむことができる。

また、まったくセリフがないというところが、わたしはとてもよいなと思った。
ダンスでも芝居でも、私は(あまりうまくない)役者たちが熱っぽいセリフの応酬をするのが、
かなり苦手なのである。(素人芝居はかなり遠慮したい。たとえ子どもでも)

でもルイルイはガチンコのコンテンポラリーダンスほど、肉体表現に頼らずに
そこに日常的な仕草の模倣であるマイムの表現(とてもうまいのだ)を上手にミックスしている。

この必要最低限の小道具とセットで展開していくストーリーをみて、
思い出したのがこのサイレント映画。「アーティスト」である。
なぜこの映画を思い出したのか? マイムのような芝居(表情や仕草で感情を
表現をする基本技法)は、芸術スタイルの流行とは関係なく、
ダイレクトに人の心を捕らえてしまうんだなぁと感じたから。(私はあまり見ないけど)

身体表現による伝達の強度というのは、
絵画や彫刻などに比べものにならないくらい、大きいのかなぁ …と。
ちょっと悔しい感じです。

映画『アーティスト』予告編



またこのようなユニットが関内小ホールを満員にするというのはすごいなぁと思う。
ダンサーや演劇、ダンス関係者の長年の尽力が実り、
横浜はコンテンポラリーダンスも一般に定着したのだろうか?と
考えながら、会場をあとにした。

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sabo
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by voidchicken | 2015-08-09 15:07 | art days | Trackback | Comments(0)

『フリーダ・カーロの遺品 -石内都、織るように』本日より #FridaKahlo #eiga #arttweet

おすすめ過去記事
NBC skips 9/11 moment of silence  米NBC局911黙祷を生放送せず批判される
アーティスト・ファイル 2015「隣の部屋」展が始まりました! 


先日BankARTで幸運にも石内都さんのトークをお聞きしたけど、
真剣に相手に向き合いながら、その語り口は軽妙だけど、的確に話の核心を
ついてくる魅力的な方でした。私もそんな人間になりたい!と切に痺れました。


The Legacy of Frida Kahlo
(English site)

The Legacy of Frida --- Film Review by Natsuko NAKAMURA (Worldwide-Women's Action Network)

シアター・イメージフォーラムで本日より公開される石内都さんの映画。
カーロの遺品を撮影したドキュメンタリーですが、小谷忠典監督が
どのように石内さんの姿を追ったのか。「織るように」とタイトルにあるように、
遺品を撮影しながら、現在と過去をつなぐ時間の糸を織っていったのしょうか?
(詳細はオフィシャルサイトも参照ください)


『フリーダ・カーロの遺品 -石内都、織るように』

映画について語る石内さんのインタビューがいろんなメディアに
あがっているのをみると、いかにこの映画が注目されているかわかりますね。

インタビュー記事リンク(Huffpost Japan)
フリーダ・カーロの遺品と出会った写真家、石内都さん 「遺されたものたち」を見つめるまなざし


『フリーダ・カーロの遺品 -石内都、織るように』予告編


イベントもこれから続きますので、
お時間のある方はぜひ!

8月8日(土)
13:00~ 石内 都(写真家)、小谷 忠典 監督 舞台あいさつ
15:00~ 石内 都 (写真家)、小谷 忠典 監督 舞台あいさつ
17:05~ 小谷 忠典 監督 舞台あいさつ
19:00~ 小谷 忠典 監督 舞台あいさつ

8月9日(日)
13:00~ 小谷 忠典 監督 舞台あいさつ
15:00~ 片山 真理 (美術家)×小谷 忠典 監督
17:05~ 小谷 忠典 監督 舞台あいさつ
19:00~ 小谷 忠典 監督 舞台あいさつ

8月10日(月)
19:00~ 亀山 亮 (写真家)×小谷 忠典 監督

8月11日(火)
19:00~ 鈴木 芳雄 (美術ジャーナリスト)×小谷 忠典 監督

8月12日(水)
19:00~ 青野 賢一 (BEAMSクリエイティブディレクター)×小谷 忠典 監督

8月13日(木)
19:00~ 藤原 えりみ(美術ライター)×小谷 忠典 監督

8月14日(金)
19:00~ 諏訪 敦 (画家)×小谷 忠典 監督

8月15日(土)
13:00~ 小谷 忠典 監督 舞台あいさつ
15:00~ 小谷 忠典 監督 舞台あいさつ

8月16日(日)
13:00~ 小谷 忠典 監督 舞台あいさつ
15:00~ 小谷 忠典 監督 舞台あいさつ

8月19日(水)
19:00~ 鎌仲 ひとみ (映画監督)×小谷忠典 監督

8月23日(日)
15:00~ 堀尾 眞紀子(文化女子大学教授) 聞き手:大澤 一生(本作プロデューサー)

8月27日(木)
19:00~ 飯沢 耕太郎 (写真評論家)×小谷忠典 監督

8月28日(金)
19:00~ 佐藤 直樹 (東京藝術大学助教授)×小谷 忠典 監督

8月29日(土)
13:00~ 小谷 忠典 監督 舞台あいさつ
15:00~ 小谷 忠典 監督 舞台あいさつ

8月30日(日)
13:00~ 小谷 忠典 監督 舞台あいさつ
15:00~ 小谷 忠典 監督 舞台あいさつ

9月3日(木)
19:00~ 七里 圭 (映画監督)×小谷 忠典 監督


さぼ

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by voidchicken | 2015-08-08 06:20 | art days | Trackback | Comments(0)

夏休み8月4日火曜日 #art #artweet #art_jp #contemporaryart #aatm

さかぐです。小学生みたいに夏休みの日記的にひっそり更新します。

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丸の内で毎年開催される、美大の卒展から選んだ「アワードトーキョー丸の内」、毎年地下の行幸通りでやってたのが今年から地上へ上がり、丸ビルの吹き抜けで開催。あかるい!

高さ2.3m,幅90cm、グレーのパンチカーペットという行幸地下ギャラリーが美術展に適していたとは思わないけど、あれはあれで悪条件をどう克服するかっていうチャレンジと、ショーケースとしてまとめて見られる点で成立していたと思う。ただ、地下通路の攻略としては確かにやりつくした感はあったので、地上にあがり、新たなフェーズに切り替わったことは前向きに捉えるべきか。パブリックな場所で相当しばりもあって課題もいっぱいだけど、伸びしろがあると思えばまた楽しいかな。

というわけで、今日はさぼと、久々東京に戻ってきたShioちゃんと丸の内でaatm観賞ランチ。
たまたま会場にいた作家の川角岳大くんともおしゃべりできた。やっぱり作家の話は面白い。
b0074921_1534988.jpg
目の前でちょっとずつ、ひっそりと作品に手を加えてて、誰も気づかないだろうけどささやかなrebelでよいな。ごっついパーティションももはや作品の一部に。

そのあとエルメスの高山明と小泉明郎の展示へ。小泉くんの方がむしろ演劇的に思えたのは、空間の扱いのせいか。先日の前橋の展示といい、小泉くん今めっちゃフルスロットル。あやうくてきつい部分も時代の勢いのなかですごい説得力をもっている。

そのあと資生堂ギャラリーへいくつもりが暑くてくじけ、代わりにさぼに連れられてJR高架下のインターナショナルマーケットの切手やさんへ。謎すぎるレトロな通路の切手やさんは前回のオリンピックの前年にオープンしたそう。でも次のオリンピックのための都市開発で、近々この通りごとなくなってしまうそうだ。
53年ここで切手屋をやってるというおかみさんと、店主と思いきやお客さんだったおじいさんの切手マニアの横で、所在なげにいろんな切手の束やら古いはがきやらを漁るふり。まったくはじめてだ切手の世界、ルールも基準もまったくわからず。でもみるのは楽しい。
誰も見いだせないものに価値を見出しひそかに愛であう切手マニアの世界。なんだか美しい。まったくわからないけど。
昔の切手を数枚買ってみた。小さくて使えて可愛い、これなら連れていける。切手やばいかも。
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帰りがけ交通会館内の富山館へ寄ったら、ますのすしの日替わりメニューが。東京って貪欲ね〜。土曜日の今井商店のやつ食べたい。
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by voidchicken | 2015-08-05 03:01 | art days | Trackback | Comments(0)

ArtAwardTokyo2015 川角岳大 Christopher Williams クリストファー・ウィリアムズ #aatm #art

おすすめ過去記事

アーティスト・ファイル 2015「隣の部屋」展が始まりました! 
会田誠 Makoto Aida #news #artnews
ロシアのアーティスト逃げる Putin In Lingerie
「写真家と震災」アサヒカメラ9月号



b0074921_252095.jpg


(TAB)
Art Award Tokyo Marunouchi 2015
Marunouchi Building

今年は日当たりのよいビルに引っ越しております。
いままで狭いガラスケースのなかだったので、
作品の表現にどうしても限界があったと思います。

天高のある自由なスペースに移ってよかったですが、
あの鉄柵で作品を囲うのはやめていただきたい。
そんなことするの、世界の名品とかならまだしも、
かっこ悪ゥ。
なんかの事故防止なんでしょうか? 
しかし、あそこで絆創膏貼る以上の怪我が予測されるのでしょうか?
不思議ですねえ。
柵が好きなんですかね? それも作品にしてしまえば?

White Chapel galleryでみたChristopher Williamsを思い出したけど、
その話はまた後日に。
彼は美術館の壁ごとぶった切って展示に使ってました。
とてもコンセプチャルでよくわからんかったけど。写真に写ってるものは
どうでもいいのかもしれないと感じたのですが …。長くなるので続く。
(追記 どうでもよくはないが、誰が撮ったかはどうでもいいみたい)

*とても参考になる記事を見つけました。
やっぱり自分で撮ってなかった。なるほど。
参照リンク
見る者と写真との関わり
アナログ時代へのオマージュ
写真家:クリストファー・ウィリアムズ

(よみタイム 2014)by Manami Fujimori

クリストファー・ウィリアムズの展覧会(2010)
(ART iT, WAKO WORKS OF ART)

会場に行ったらぜひ下記ハッシュタグでツィートしてください。
さかぐーが喜びます。

#aatm勝手にグランプリ 

というわけで、俺の賞は、仮設の壁も作品としていた「川角岳大くん」にあげたいです。

アート アワード トーキョー 丸の内 2015」(a.a.t.m.)





さぼ
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by voidchicken | 2015-08-05 01:39 | art days | Trackback | Comments(0)


↑王様が見守ってるよ☆


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